水槽に入れる 魚について・・


飼育する海水魚を選定する前に知ってほしい内容があります。

海水魚の秘密 をご覧下さい。


@海水魚の選定・・・

生体は元気に泳ぎ回っていてこの魚だったら自宅で飼育したいと感じた魚を購入することを
お勧めします。
基本的には元気良く泳ぎ回り、体表に白い物が付着していない魚を購入します。

初心者が海水魚を飼育する時に、飼育が難しく高価な魚を購入することはお勧めできません。

では初心者でも飼育できる魚とはどのような種類があるのかを述べたいと思います。
初心者にも飼育できるレベルと言っても、金魚、一般的な熱帯魚(グッピー、エンゼルフィッシュ)
より難易度は高いので簡単であるという事ではありません。
海水魚飼育レベルは、金魚、熱帯魚レベルよりも高いということを念頭に置いて下さい。


A初心者でも飼育できる種類は・・

スズメダイの仲間

スズメダイの仲間は全体的に丈夫な魚が多いです。
しかしクマノミ類は飼育には注意が必要な点があり、
他のスズメダイほどに飼育が易しいものではありません。
同属他種問わずに攻撃的です。
自分より体の大きな魚には攻撃しません。
気性が荒いので複数飼育は注意が必要です。
少し多めに入れてあげると争いを抑える事ができます。

ハゼの仲間:ハタタテハゼ
ハゼの仲間は比較的おとなしい魚が多く、
水槽に何匹も入れることが可能です。
複数種類のハゼを水槽に入れることができるでしょう。
ハタタテハゼは底にいるハゼではなく泳ぎ回るタイプです。
底にいるタイプも飼育しやすい種は多いです。
ハタタテハゼは水槽からの
飛び出しには注意です。

キンチャクダイの仲間:サザナミヤッコ
キンチャクダイの仲間は一般的にヤッコと呼ばれています。
マリンアクアリスト(海水魚飼育者)の中では一番に人気
があるグループです。
魅力的な魚が一番多いグループではないでしょうか?
幻の魚 ペパーミントエンゼル 120万円
イースター島 ホツマツア・ピグミー・エンゼルフィッシュ 25万円
等の珍魚も多いです。
サザナミヤッコはキンチャクダイの入門魚です。

チョウチョウウオの仲間:ハタタテダイ
チョウチョウウオの仲間はキンチャクダイに続く人気があります。
しかし、キンチャクダイよりも飼育が難しい魚も多いグループです。
具体的には、白点病等の病気にかかり易い種が非常に多いです。
飼育開始する人は水質管理には注意が必要です。
チョウチョウウオの中でハタタテダイが比較的飼育しやすいので
挑戦してみましょう。

二ザダイの仲間:ナンヨウハギ
二ザダイの仲間は個性的な魚が多いです。
ナンヨウハギは比較的飼育は容易ですが、やはり白点病
にはかかり易いので注意が必要です。
治療方法等は、海水魚トラブル解決 をご覧下さい。

フグの仲間:
シマキンチャクフグ
フグの仲間はキンチャクダイに次ぐ人気があるグループです。
可愛らしい表情や人になつくところなど、ペットらしい魚です。
しかしフグの飼育は易しいものではありません。
飼育は比較的難しいと考えた方が良いでしょう。
初心者にお勧めするとすれば、シマキンチャクフグです。
フグは毒を持っている種類もいたり、また同属で争う場合もありますので、
1つの水槽に1匹だけ入れる
単独飼育が基本です。
フグ同士で激しく争う場合もあります。

エビの仲間:ホワイトソックス
エビの仲間を水槽に入れると、違った趣きがあり非常に良いです。
餌を食べる時は、泳げないのに水面まで餌を取りにきます。
餌の食べ残しを処理してくれるので大変重宝します。
水質に敏感と言われますが、実際には
水合わせ水換え時
注意すれば(丁寧に水換えしてあげれば)大丈夫です。
飼育自体は容易です。
成長する過程や水質に体を合わせる為、時々脱皮もします。
左の写真にマウスを合わせると脱皮に変わります。

まず不満はあっても、挙げた魚を飼育することです。
スズメダイ以外の各グループは飼育が易しい魚を挙げましたので参考にしてください。
ここで紹介した魚を最低でも100日以上飼育できなければ、次のステップに行くべきではありません。


B組み合わせ・・・

水槽に魚を数匹飼育すると思いますが、何も考えないで魚を入れてはいけません。
海水魚には魚同士の相性があり、相性が悪い魚を入れてしまうと争いが起こってしまいます。
争いが起きると弱い魚はノイローゼ気味になり、やがて餌を食べなくなり
体力が落ちて死んでしまいます。
下記に良く争いが起こる例を挙げます。


弱い魚は隔離してあげると良い

:キンチャクダイの仲間
キンチャクダイの仲間は争いが起こりますので1つの水槽に1匹程度がお勧めです。
比較的体力がある サザナミヤッコ等 でしたら複数飼育もできますが、
原則的には1つの水槽に1匹飼育をお勧めします。

:フグの仲間
フグの仲間も激しく争います。
フグは1つの水槽に1匹飼育(単独飼育)が基本です。
動作が遅いので十分に餌を取ることができないからです。
餌を十分に取れないと痩せて行き、だんだん弱ってしまいます。
また クロハコフグ、ミナミハコフグ等のハコフグ類は調子を崩すと
体内から泡状の毒を発生させます。
この毒は強烈で周りの海水魚をたくさん死なせます。
私自身もハコフグの毒で水槽が壊滅状態になったことがあります。
フグの毒はそれほど強力なので注意が必要です。

シマキンチャクフグは猛毒を持ってますが、体内からは出ないので大丈夫です。
ハリセンボンは毒を持っていませんので安心できますが、やはり動作が遅いので
単独飼育が基本となります。

:スズメダイの仲間
争いはフグやキンチャクダイに比べると激しいものではありませんが争いが起こります。


C水槽に入れる数は・・・

海水魚飼育成功のポイントは、水槽サイズより少なめにすることです。

30cm水槽:カクレクマノミペア+スカンクシュリンプ1匹
45cm水槽:カクレクマノミペア+海水魚1匹+スカンクシュリンプ2匹
60cm水槽:カクレクマノミペア+海水魚3匹+スカンクシュリンプ4匹


D水槽に魚を入れる時の注意点・・・


トリートメントタンク

水槽に購入した直後の魚を入れてはいけません。
本来ならば 
トリートメントタンク を用意して、1週間程度様子をみるのが理想ですが、
温度合わせ、水合わせ をきちんとするだけでも大丈夫だと思います。



温度合わせ、水合わせの方法:
ショップで魚を購入すると写真の様な袋に入れてくれます。
酸素も入れてくれますので、安心して家まで持ち帰ることができます。
袋を開封せずに、約20分水槽の中に浮かべておきます。(温度合わせ)
20分経過したらハサミで輪ゴムを切ります。
袋を開封して余分な海水は捨てます。
再び水槽に袋を浮かべて水槽内の海水を徐々に袋に入れます。(水合わせ)
最低でも袋中の2倍程度、水槽の海水を入れましょう。
20分程度かけてゆっくりおこないます。
エビ類は水質の変化に敏感なのでもっと時間をかけます。
コップで徐々に入れてもよいですし、スポイトで徐々に入れても良いです。
温度合わせ、水合わせが終わったら、 魚専用あみ を使い
袋から魚のみ水槽に移します。
間違っても袋の水を水槽に入れてはいけません。
もし袋の海水に問題がある場合、悪い海水を水槽に取り込んでしまうからです。
魚を網ですくい上げたら素早く水槽に移します。
魚を水槽に入れると元気に泳ぎだします。
購入当日は餌を与えないようにしましょう。



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