海水魚飼育によく利用されている プロテインスキマー について説明していきます。
サンゴ飼育には必須の器具です。
プロテインスキマーを見たい方は こちら からどうぞ。
①プロテインスキマー？？？：
プロテインスキマーは主に海水魚のベルリンシステムで使用されます。
単独でも当然使用します。
水質悪化の原因である、たんぱく質等の老廃物を好気性バクテリアに分解される前に
水槽内から除去する装置です。
プロテインスキマーにはモーター式とエアーリフト式があります。
モーター式は耐久性がありますが、音がうるさくて高価です。
エアーリフト式はウッドストーンを用いますので目詰まりがしやすく、性能はモーター式より
劣りますが安価です。
基本的に小型水槽にはエアーリフト式、大型水槽にはモーター式を使います。
デメリットは海水中に含まれる微量元素までたんぱく質を一緒に除去してしまいます。
水換え不要水槽では微量元素を補充してあげる必要があります。
微量元素は海水魚ショップで販売されていますので購入すると良いでしょう。
②たんぱく質除去方法：
・円筒形の内部に微細な泡を発生させ、泡と一緒に吸着したたんぱく質を円筒上部に集めます。
・円筒上部に集められたたんぱく質を排水チューブを用いて水槽外に排出します。
③利用できる水槽：
海水魚水槽では利用できますが，淡水魚水槽では利用できません。
淡水魚水槽は海水魚水槽よりも泡のサイズが大きくなり、上手くたんぱく質を除去できません。
④サイト管理者の利用方法：
既存の水槽にエアーリフト式プロテインスキマーを補助として追加しました。
追加した理由は水質悪化の原因（たんぱく質）を好気性バクテリアに分解される前に
除去したいからです。
そうすることにより更に水質が安定します。
プロテインスキマーは海水魚器具の中でも非常に高価なものですので、
現在はアクア工房 ヨウ素殺菌プロテインスキマー を使用しています。
プロテインスキマーは生物ろ過できませんのでサブフィルタとお考え下さい。
⑤実験：
左：プロテイン除去した汚水ボトル 右：水道水ボトル
プロテインスキマーが効果的であるかどうか検証しました。
上の写真はプロテインスキマーで除去した汚水（左）と水道水（右）の比較です。
両者の違いを確認できると思います
