海水魚の秘密


@海水魚の秘密

プロフィールの記載でもある通りに私は某自然保護団体に加入しています。
そこで時々議論になる問題点について記述したいと思います。

みなさんは海水魚を選ぶ時どのような魚を購入しますか?

元気に泳ぎ回る魚、健康そうな魚、体が正常な魚を選ぶと言うのが一般的です。

しかしショップでは元気に泳ぎ回っていても自宅の水槽に入れていると次第に元気が
無くなり、☆になってしまう場合があります。

何故なのでしょう?

この原因として考えられるのが水槽に移す時に行う 
水合わせ が上手く行かず、
PHショック等により☆になった。

水槽の硝酸塩濃度が少し高かった。

ということが考えられます。

しかしずっと水槽で生きている海水魚は元気で泳いでいるのに、購入した魚だけ☆になるのでしょうか?

水槽内の海水魚は徐々に硝酸塩濃度に慣れており多少濃度が高くても平気です。
しかし外部からきた新しい海水魚は短時間に順応することができなくて☆になるのです。

では人為的なミス(PHショック)又は水質の問題だけなのでしょうか?

実際には飼育者(水槽)に何の問題も無いのに死んでしまうケースがあるのです。
それはシアン中毒です。

シアン中毒とは何でしょうか?

東南アジアでも多くの漁場できちんと海水魚採取(ハンドコート等)は行われていますが、

一部の漁場ではシアンと言われる有害物質を海水にばらまき海水魚を採取することがあります。
シアンにより一部の海水魚は漁場(海)で☆になります。
漁場(海)で生き残った海水魚も、港、輸送過程、ショップ等で☆になり、
最後まで生き残った生体が私たちの元にくる場合があります。
これは非常に残念なことですが、シアンによるサンゴの白化現象も起きています。

なんとか私たちの元までたどり着いてもシアン毒は抜け切れず、
私たちに落ち度が無いのに死んでしまうという現実。

これは私たちにはどうしようもできないことです。

海水魚飼育が成功するかしないかは購入する生体で決まる場合があります。
ですからみなさんが海水魚を短期間に☆にしても、あまり落胆する必要はないと思います。



Aクマノミの不思議


カクレクマノミ

人気海水魚クマノミについて述べたいと思います。
クマノミは不思議がいっぱいの魚です。

クマノミの魅力は
@カラフルなデザイン
Aクネクネと泳ぐ姿
Bイソギンチャクと共生する姿
C性転換する興味深い生態
です。


@について、
海水魚は色彩的にもデザイン的にも独特でカラフルな魚は多く存在します。
その中でもクマノミのデザインは可愛らしいです。

Aについて、
海水魚の中には独特の泳ぎ方をする魚もいますが、
クネクネとした泳ぎはクマノミならではです。
これが可愛さを一層引き立てます。

Bについて、
クマノミは全てのイソギンチャクに共生するのではありません。
クマノミの種類によって共生するイソギンチャクは決まっています。
また水槽内では必ずイソギンチャクと共生するとは限りません。

Cについて、
クマノミは生まれた時はオス、メスの性別がありません。
例えばイソギンチャクの中には複数のクマノミが生活していますが、
その中で一番大きな固体がメスです。
次に大きな固体がオスです。
メスがイソギンチャクからいなくなってしまったり、
☆になってしまったら、オスがメスに性転換します。
そしてオスでもメスでもなかった固体で一番強い固体がオスになります。
このように オスでもメスでもない→オス→メス と性転換していくのです。

共生するイソギンチャクの種類 特徴
クマノミ シライトイソギンチャク、サンゴイソギンチャク
カクレクマノミ ハタゴイソギンチャク、サンゴイソギンチャク トリコディナ症になりやすく性格は比較的おとなしい
ハナビラクマノミ ハタゴイソギンチャク、センジュイソギンチャク
ハマクマノミ タマイタダキイソギンチャク、サンゴイソギンチャク ここで挙げたクマノミの中では丈夫さ性格の強さはbP


クマノミの飼育は本来難しくありませんが、飼育が上手くいかないケースも多いです。
飼育が上手くいかない方は以下を参考にして下さい。


1:東南アジア産クマノミ(バリ島) は比較的状態が悪い生態を見かけます。
  同じ東南アジアでも 
セブ島産 は品質が良い場合が多いです。

2:海外産クマノミより 国内産クマノミ(沖縄) の方が丈夫で飼育しやすいです。
  価格的には2倍以上と値段は高くなりますが、
  飼育が上手くいかない方は検討してみる価値はあると思います。

3:他には養殖クマノミが良いです。
  アメリカカリフォルニア州にある 
ORA養殖クマノミ は世界的に有名です。
  価格は沖縄産より少し高いですが品質は確かです。

  結論としてクマノミ飼育が上手くいかなくて困っている方は、
  国内産クマノミ(沖縄)や養殖クマノミ(ORA産)を試してみると良いでしょう。



B海水魚は鳴く


ミスジリュウキュウスズメダイ

動物は鳴き声を出すことがある。
犬や猫、リス、ネズミ、イルカ等がそうである。
海水魚が鳴く声を聞いたことがあるだろうか?

” え〜、海水魚が鳴くの? ” 

と不思議に思うかもしれないが、海水魚は鳴くのである。

正確には良く分からない部分があり、とにかく音を出す。
と言った方が正確かもしれない。

私の飼育している タテジマキンチャクダイやミスジリュウキュウスズメダイは鳴きます。
鳴き声なのですが、ミスジリュウキュウスズメダイは ”くる〜、くるる〜” っていう風です。

” 知り合いに海水魚が鳴くんだけど? ”

と相談したことがあるのですが、海水魚は○○なので鳴くはずがないと切り捨てられました。

しかし鳴きます。

私は十数種類の海水魚が鳴くとの情報を掴んでいます。
この謎を解明しようとしましたが、解明には途方もない時間が必要なので諦めました。

だけど、海水魚がどの様な時に鳴くかは分かっています。

それは相手の海水魚を威嚇する時です。
海水魚は熱帯魚よりも縄張り意識が強いのは皆さんも知っての通りだと思います。
縄張り意識が強いから海水魚は鳴くのかもしれないですね。
私は鳴き声を数百回確認しています。



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