海水魚トラブル解決では淡水浴や薬剤を用いた治療の方法を紹介しました。
白点病治療には銅イオンが投与されますが、前述の方法でも構いません。
ここではより安全な方法として点滴法を紹介します。
1度自作すれば、薬剤投与に使え、更に自動給水システムにも応用できます。
まずはサイフォンの原理について説明します。
左:供給元の容器 右:供給先の容器
ここから先はアニメーションを見たことを前提に説明していきます。
まず考えなければならないのは、どうやってホースに水を満たすか?
である。
解決方法としては、
@供給元の容器にフタをする。
Aホースを2つ用意して供給元の容器に差し込む。
(1つは呼び水用として、もう1つは液体供給用として使います。)
B呼び水用ホースに口で空気を送り込む(息を吹き込む)と・・・。
C供給元の容器にはフタがしてあるので容積が増える。
よって加圧される事により自動的にもう一方のホース(液体供給用ホース)
に液体が満たされる。
1度ホースに液体が満たされると、コックを閉めて液体の流れを止めても、
再びコックを開けば液体は流れ出します。
供給元の水位と供給先の水位が等しくなれば液体の供給が終わるわけだから、
供給元の底の位置を供給先の容器の最上位より高く設定してあげれば良い。
以上の考えを利用して、点滴による薬剤の投与をしてみよう。
この考え方は 自動給水装置 にも応用できる。
写真は左から、500mlのペットボトル、穴あけ道具、コック、エアチューブです。 これらの4つを用意します。 |
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ペットボトルのキャップ部分を取り外し、穴あけ道具 を用いて穴を2箇所開けます。 穴の大きさはエアチューブが通るくらいの大きさです。 |
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エアチューブを適当な大きさに切り2つ用意します。 1つのエアチューブには写真の様にコックを取り付けます。 コックは薬剤の流れる量を調整する為に使います。 |
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@ペットボトルに水をいれます。 A次に薬剤を入れます。 Bキャップを閉じ、よくかき混ぜれば薬剤は攪拌します。 市販の銅イオンの多くは、1包は50リットル用です。 60cm水槽であれば1包、30cm水槽であれば1/2包が目安となります。 |
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エアチューブ2本を写真の様に差し込みます。 エアコックが付いている方(薬剤を水槽に投与する方)は、 ペットボトルの底まで差し込むようにしなければなりません。 きちんと底まで差し込まないと薬剤が途中で投与されなくなります。 エアコックが付いていない方は、呼び水に使います。 これはペットボトルに少し差し込む程度にする必要があります。 |
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写真の様にして使います。 コックが付いていない方(呼び水のエアチューブ)に息を吹き込みます。 息を吹き込むとエアコックが付いている方(薬剤を投与する方)の エアチューブ全体に薬剤を満たすことができます。 エアチューブ全体に薬剤を満たすことができれば、 サイフォンの原理により、薬剤は自動的に水槽に投与されます。 液速はコックで調節します。 ぽたぽたの微量で薬剤を投与することができます。 この方法は薬剤に弱いとされる魚を飼育している時に効果的です。 |
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